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わだつみのこえ記念館

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今日は東京大空襲があった日だそうです。

ウチナーンチュにはいまいちピンとこない日なのですが、
約10万人の方々が亡くなったそうです。

現在は東京都民の端くれ。
ちゃんと午後1時に黙祷しました。

それとは関係ないのですが「わだつみのこえ記念館」に行ってきました。

文京区の案内に掲載されていたのと、
「二十一世紀に希望を持つための読書案内」という本で
「きけ わだつみのこえ」が紹介されていたので、気になって調べてみたんです。

そしたら、開館が月・水・金の午後1時半〜4時と非常に限定されているため、
これはプー太郎のうちに行っておかねばと思い、最寄の東大前駅へ。

東大は本日合格発表があったようで、私が駅についた午後も、まだ学生さんやら報道陣やらでひしめき合っていました。

落第横丁を過ぎて、次の路地奥にあるマンションの一室。

しかも、記念館の看板は本郷三丁目方面を向いているため、わかりづらいです。

おそらく、本郷三丁目駅からいらっしゃる方が多いのでしょう。

記念館に入ると、記帳、二階の展示室へといきなり促されます。

展示室はなかなかの狭さです。

多分大人5人以上は入れません。

各学徒兵のプロフィールと共に、遺書や手紙がガラスケースに入って展示されております。

昔の人の字は現代に生きる私には大変判りづらいのですが、楷書された資料もセットされています。

前述の「二十一世紀に希望を持つための読書案内」にはこうあります。

「戦争に疑問を抱きながらも、自分の運命を受け容れています。
そして、その極限の状態においても、なお、彼らが望んだものは「活字」だったのです。
(中略)食料も、着るものも十分であったはずはなく、毎日の苦しい戦いの中にあっても、彼らがもっとも望んだ事は思考することでした。」

へぇ〜、ご立派なこと。

そんな程度にしか捉えていませんでした。

市井の人々が食うや食わずなのに、男どもはそんなもんかいな。

実際学徒兵のプロフィールを見ると、大卒、しかも東京帝国大学出身が多く目立ちます。

つまりは、志半ばにして戦火に散ったってヤツね?

どこまでも私の視点は冷たい。

そして、「沖縄にて戦死」というのも目立ちます。

、、、これはちょっと重い。

この人達に祖先が殺されたかも知れないのね、、、。

私は親類の多くを沖縄の地上戦で亡くしているので、
正直そう思わざるを得ない。

でも、、、憎む気はしない。

だって、今更兵隊さんを憎んでどうなるわけでもないですし。

ただただ、戦争というものは人の死を無意味にしてしまうような気がします。

しかし、「無意味」と「無駄」は違います。

死は無駄ではありません。

ただ、戦死についてあまりにも多く意味を持たせるのはちょっと違うかなと思うんです。

それ自体が戦争に意味を持たせてしまうような気がするから。

無意味なんだと思うんです、無意味にしなきゃ。

好転しない。

「わだつみのこえ記念館」の学徒兵の手紙がそう思わせてくれたような気がします。

右でも、左でもない、ただ過去の出来事をありのまま全身全霊で受け止めるだけです。

あっ、ちと語りモードだ。

いかんいかん。

そんなわけで、最近の私は「大人の社会見学」づいています。

「おばさんの社会見学」かな?

そうそう、一個嬉しいことが。

館の案内をしているおば様に「学生さん?」と言われました。

ちと、無理があるって?

それでも、(..)(^^)(^。^)(*^o^)(^O^)ウレシーーー!!

「きけ わだつみのこえ」に関しては改ざん話も数多いようですね。

わだつみのこえ記念館HP
by tabalog | 2010-03-10 18:46 | お散歩

似てる有名人はガチャピンです


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