カテゴリ:本( 55 )

ヴィジュアル系懐古(?)本 まとめて3冊!!

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私が「ヴィジュアル系」だった頃。/市川 哲史



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私も「ヴィジュアル系」だった頃。/市川 哲史


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ヴィジュアル系の時代―ロック・化粧・ジェンダー/井上 貴子 , 室田 尚子 , 森川 卓夫 , 小泉 恭子

図書館で何気に目にしてしまったので、ついつい借りてしまい、
一気に読んでしまった。

てっきり、かつて「ヴィジュアル系」が流行っていた頃に、便乗して発売された書籍なのかと思いきや、3冊が3冊とも、あの頃を振り返る懐古本だったとは、家に持って帰って読むまで知りませんでした。

いや〜、こんな本が知らぬ間に発売されていたんですね〜。

1冊目の本はSUGIZOのインタビューが掲載されていたので、それを目的に借りました。

まさかLUNA SEA「終幕」後のインタビューとは知らずに、借りてしまったわけなんですが、、、。

いや〜、こんなインタビューが世の中に出回っているとは知らなかったわ〜、、、。

前に、磯山さやかが
「人間本当にショックなことに直面すると吐いちゃうのよ」

ってTVで言ってたけど、まさにそんな感じ。

「終幕」の真相をSUGIZOが(私が思っていたよりも)赤裸々に告白しておりまして。

そりゃまぁ、「こんな理由で解散したのよね?」くらいな事は容易に察しがつく解散の仕方だったんで、当たり前ながら薄々は気づいていたんだけど、当事者にこうもはっきりと言われてしまうと、今まで気づかないふりしていた過去を思いっきりぶつけられてしまったような、、、。

特に、
「アルバム「STYLE」は空中分解寸前の儚さが感じられて、LUNA SEAのアルバムの中でも一番素晴らしいアルバムだと思う」というインタビュアー・市川さんの話に対して,SUGIZOが

「そうだよ、RYUが爆発寸前だったんだもん」

というくだりは、もうね、

「グェ、は、吐く、、、。」

みたいな。

わかってはいたんですが、、、。

「STYLE」の後の「RYUICHI→河村隆一」への変貌ぶりを見れば、火を見るより明らかなんだけど、「やっぱりあんたなのね、、、」っていうね、、、。

でも、冷静になって考えてみると、SUGIZOも若干「ずるい」と思った。

RYUICHIの立場になって考えてみると、他にやりたい事ができて、だんだんその気持が明確になってきたにも関わらず、ぜんぜん違う事をやらされているんじゃあね。

ただ、違う音楽がやりたかったとして、「何であれなんだ?」って思うけど(笑

だから、RYUICHIの自我が出てきて「STYLE」の後活動休止したのはとても良かったのではないかと。

やっぱりね、あんなバンド長続きさせるのは無理だってことをRYUICHIは早くに察していたのよ。

SUGIZOの「LUNA SEAを続けたい」「続けたかった」っていう気持ちは、ファン目線だし、ついつい味方しちゃうんだけどね、今考えると、

無理だった。

むしろ、それに気づいて言い出したRYUICHIは立派よ、うん。

SUGIZOの他、大槻ケンヂ、YOSHIKI、キリトのインタビューが掲載されています

SUGIZO以外のインタビューは読まなくてもいいかな〜、なんて思いつつ、結局全部読んじゃった。

大槻ケンヂと市川さんのやりとりででてきた
「文学少女的なお耽美な世界に、田舎のヤンキー精神が土足で入ってきて、お花畑を散々荒らしたんだけど、その後にはそれが肥やしとなっている。
それがヴィジュアル系」っていうのは、凄い的を得ている。

わかるわ〜、これ。

もともとあったジュネ的な世界に、千葉のヤンキー臭漂うYOSHIKIが入ってきちゃった感じ。

そんなYOSHIKIのインタビューはどなたさまにもオススメ。
X、そしてエクスタシーレコードのマーケティングがよくわかるので、社会人にもオススメ。
だけど、あれが世界に何人もいると、社会的秩序が保てないかもしれない。

キリトのことは、ここんとこまるで興味がないんだけど、「右」な人だったんですね。
感想はそれくらい、すんません。

で、2冊目の「私も」の方は、「私が」の続編みたいなもんで、Janne Da ArcのYasu、PATA、小室哲哉、藤井麻輝のインタビューを掲載。

小室哲哉は、勿論逮捕前のインタビュー。

当然V2の話なんだけど、そのころTMネットワークの売上が落ち込んでて、小室哲哉からYOSHIKIに「頼まれてくれない?」と持ちかけたところ、頼まれると俄然頑張っちゃうYOSHIKIが一肌脱いで結成したらしい。
なまじ小室哲哉がお金関係で逮捕されちゃったもんだから、リアルですな。

PATAは、まだこの頃は「hideの事を話をするのはつらい」と言っておりますね
愛すべき酔っぱらいの一人。

フジマキに関しては、ソフバは音楽は好きなんだけど、同世代でいうとLUNA SEAに傾倒しちゃってたので、ソフバの解散がどうとかっていうのは無感情。
ただ、石野卓球について言及しておりまして、「似たもの同士だから嫌いなんだと思う」と語っているのは「おー!」って感じ。

で、今ちょうど石野卓球を聴いているんだけど(笑

そもそも、ソフバを「ヴィジュアル系」という括りに入れてしまうのはどうかと思うのだが。

で、3冊目の「ヴィジュアル系の時代」なんだけど、この本だけ毛色が違っていまして、何やら偉そうな教授がヴィジュアル系を分析している、奇妙な本。

ヴィジュアル系分析と言いながら、結局はるか昔のHR/HMまで話が遡っていて、根本が間違えている。
ツェッペリンまで遡られてもね。
おまけに、LUNA SEAのバンド名の由来を「LUNAはスペイン語で月、SEAは英語で海の造語」なんて載ってるけど

違うよ!?
「LUNACY」からくる造語だよ!?


まっ、ろくすっぽ聞いた事ないんだろうから、しょうがないか。

そんなわけでこっちの本は流し読み。

最後の方の章で少女漫画や、ジュネ等の少年愛漫画からヴィジュアル系を紐解いていくというくだりは、正しいかどうかはともかく、面白かった。

結局hideちゃんが亡くなって、あの時代が終わったのかなっていうのが私の思いです。
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by tabalog | 2010-02-23 17:16 |

「沖縄・久米島から日本国家を読み解く」/佐藤優

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佐藤優についてはコチラ↓

佐藤優のwiki

何しろ今やっと読み終わったばっかりなので、脳が疲労困憊状態なんですが、、、。

いや〜、何しろ私、頭悪いんで、こういうぶあつ〜い書籍を読むのにホント苦労します。

佐藤優はうちの相方が好きで、よく読んでいたのを横目で見つつ、

「私のようなパープリンには無理ね」

と、ほぼ無視。

しかし、本屋さんで平積みになっていたこの本を見かけて、

「おっ!これなら読めそうだぞ」

と思ってしまったわけです。

故郷・沖縄の話ですからね〜。
これなら興味を持って読み進めそうだぞ、と、、、。

だが、しか〜し!!

難しい!!

全国学力テスト万年最下位の沖縄出身の私には大変!!

なにせ、しょっぱなからロシア外交やら、北方領土問題やらが出てくるので

「沖縄の話はどうなったんじゃい!!こりゃもう無理じゃ〜!!


と、一瞬心が折れそうになる(ーー;)

ロシアの話も難しいけど、結局沖縄の話だって「おもろさうし」の言葉なんぞ
ほとんど理解出来るわけもなく、、、。

「おもろさうし」についてはコチラ↓
「おもろさうしのwiki」

ちなみに、私は「おもろさうし」は一応沖縄出身者のある程度のたしなみとして一度読んだことがあります。
でも、どうだろう?
ほとんどの人が読まないんじゃないかな〜。

佐藤優はお母さんが久米島の出身で、本人は埼玉県の生まれ。
自身のアイデンティティーが久米島にあるのか、
もしかするとないのか。
勾留されるまで、あえて避けてきた自己の原郷を、過去の文献を手がかりにして
紐解いていくわけなんです。

タイトルを見ると、久米島を中心に世界を考えてみたんだよ〜、的な
感じがするんだけど、実際そんなニュアンスはあるんだけど、
要するに佐藤優の自分探しの旅的な要素が強いのではないかと。

あっ、勝手な解釈ですんません。

しかし、ユタ買いの話とか懐かしいよな〜。

この本で「マブイグミ」の話が出てくるんだけど、
それでちょっと思い出したことがありまして。

「マブイグミ」についてはこちら↓
「沖縄大百科」マブイグミ

うちの弟が小さい頃、寝ている時に突然泣きわめくことが多い時期がありまして
しかも本人は朝起きたときにそのことを覚えていない。

見かねた母ちゃんが「マブヤー落としているかも知れん」ということで、
ユタヌヤーに行って相談。

ユタ曰く海だかどこだかに落ちそうになったようで、その時にマブヤーを落としたらしい、と。

で、マブイグミをしてもらったら弟の状態が治った、
ということが自分の幼い頃の記憶であるんだよなー。

今流行のスピリチュアル的なモノは全くもって信じないし、むしろ敵対視しているんだけど
やっぱなんかあるのよね、なんか。

閑話休題。

そんなわけど、この本は難しいんだけど、第23章の「復古と反復」を読めば、
それまでのあらすじが要約されているので、一瞬興味を持った人は、
まずは第23章を読んで、それから読んでいくといいかも。

そういや、久米島って一回しか行った事ないな〜。
本島出身の人はあえて他の島に行かないのねん( ̄− ̄)
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by tabalog | 2010-02-02 13:23 |

「これだけは、村上さんに言っておこう」

と世間の人々が村上春樹にとりあえずぶっつける330の質問に果たして村上さんはちゃんと答えられるのか? /村上春樹
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長くてタイトルが入りきりませんでした(^_^;)

内容はその長いタイトルのまんまです。
春樹さんがたくさんの質問に答えている本です。
絵はいつもの安西水丸さんです。

春樹さんのエッセイの類はスラスラと読めるので好きです。
質問1からいきなり笑ってしまいました。
「過ぎたるは及ばざるがごとし」の意味を「杉の樽は、オヨバのざるみたいなものだ」と思っていた友人の話。
つーか、オヨバって何なんだ?
そんな謎な思い込み、どっから出てくるんだ?
でも、私もこの手の話多いので人事とは思えない。

最後のほうの質問で「村上さんのものさしはどのように形成されているのでしょうか?」との問いに「本当のものさしというのは、失敗と、挫折と、恥ずかしさと、反省の中からしか生まれてこないものだと思います」という答えには心を打たれました。

しかし、買ってそうそうお風呂の中にドボンしてしましまして・・・本がボロボロになってしまいました(T_T)
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by tabalog | 2006-05-31 17:52 |

文人悪食/嵐山光三郎

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以前「文人暴食」について書きましたが、こっちの方が先に発売されていたようです。
なので、こっちの方が名の知れた人が多いので、より読みやすいかと思います。
で、前回同様メモ程度に各人の感想を書き連ねてみようかと思います。

☆夏目漱石
夏目漱石といえばロンドン留学中食事が合わず体を壊したとよく言われているけれども、実はそうでもないみたいで、帰国してからも洋食を好んで食べていたらしいです。
人騒がせだな。

☆森鴎外
以前「トリビア」でも取り上げられていた饅頭茶漬けの話が載っています。
もしかしたらこの本を読んだ人がトリビアに投稿したのかもしれませんね。
まぁ、勝手な思惑ですが。
ご飯の上にアンコ入りの饅頭を割ってのせ、煎茶をかけて食べるというなんとも謎な食べ物「饅頭茶漬け」が鴎外の好物だったそうです。
美味しいんでしょうかね?
ちょっと試す気がしません。

☆幸田露伴
かなりの健啖家で不味いものは決して口にしなかった。
現在のファーストフードの必要性を予見させる書も残している。
しかし、外来の食べ物は好まなかった。

☆正岡子規
後述する石川啄木同様傲慢で嫌なヤツ。
勝手に漱石宅に上がりこんで鰻を注文して金は漱石に払わせるというのだから、なんともはや(^_^;)

☆島崎藤村
粗食淫乱の人。
父は近親相姦、母に姦通、ついには40歳の時に19歳の姪を妊娠させてしまう。
姪との肉体関係は長く続くが、やがて藤村の結婚により破綻。
しかし、その後も姪は自身が正妻と信じ続けやがて精神に異常をきたしてしまう。

☆樋口一葉
「にごりえ」に登場する人気者のお力という女性は一葉が自分自身を重ねているそうで・・・。
多分この人そうとう「イタイ」人だと思う。
なんで5千円札は一葉なんだろう。
幸薄そうな顔つきだし、性格もなんだか勘違いチャンだし・・・。

☆泉鏡花
超のつくばい菌恐怖症で、畳でおじぎをするときは、手の甲をたたみの面に向け、手の甲を浮かせて頭を下げていた。
大根おろしは煮て食べ、木村屋のパンも好物であったが表も裏もあぶって食べ、指でつまんでいた部分は捨てていたという。
お前みたいなやつは何も食うな、と言いたい。

☆有島武郎
そりゃかなりの美形だったらしいですよ、奥さん。って、奥さんて誰よ?
頭はいいし、お金持ちだし、何の申し分もない人なんだけど亡き妻との子3人残して情死しちゃうんだよね~。
あまりにもいい人すぎたんでしょうな~。
因みに与謝野晶子も旦那に隠れてコソコソモーションかけてたらしいですよ。
今時モーションかけるなんて言いませんか。

☆与謝野晶子
小さい頃大好きだったんだよなぁ、与謝野晶子。
与謝野鉄幹というしょうもない旦那を抱えて、12人の子を産み、なおかく多数の句を世に送り出す。
そのたくましさが好きだった。
鉄幹はずっとただのしょうもない男だと思っていたんだけど、実はあれで結構女扱いのうまい男だそうで、晶子は鉄幹との愛を失いたくないばかりに妊娠しまくっていたフシがあるらしいです。
与謝野晶子はお嬢様育ちなのですが、鉄幹は僧侶の息子。
贅沢な実家暮らしから一転して鉄幹の一汁一菜に付き合わされるハメに。
そりゃあ鉄幹はいいですよ、どうせのらりくらり生きてるんですから。
晶子は子育て、仕事、書生の世話と大忙しですから一汁一菜ではさぞ辛かったことでしょう。

☆永井荷風
お金持ちの家に育ったが故に、食べ物のことを書くことは低俗的だと言いつつ、やはり健啖家。
パリに放蕩中贅の限りをつくさんとばかりに食べまくっていた。
女と別れる時は弁護士を通して手切れ金を支払うのが彼の流儀で、常に手切れ金の事を気にしていた。
そんなことだから最終的には7畳ほどのボロ屋で孤独に最期を迎えるんだよね。

☆斎藤茂吉
斎藤茂吉は婿養子で、妻のてる子はわがまま育ちで殆ど料理ができない。
てる子の煮た大根や人参は生煮えで、カルシウム不足解消のため卵の殻を粉砕機でひいて粉にして食べさせたという。
また茂吉は日本を代表する精神科医でもあるのだが、外来診察日には、ニンニク、タマネギ、タクアン、大根おろしは食べなかったんだって。
つまり「お口の匂いが気になる」って事ね。
細かいことにまで気を配る人なのだ。

☆種田山頭火
俳人であり行乞僧であった山頭火。
さぞ浮世離れした方なのかと思いきや大食いの大酒のみで、生前は「人にものを乞う俺が一番偉いんだ」なんて事も言っていたというのだから、もはやわけがわからない。
完全にイメージがくずれてしまった(T_T)

☆志賀直哉
毎朝フォアグラとキャビアをパンにのせて食べていた、かなりの健啖家。
料理も上手だったそうです。

☆高村光太郎
空腹恐怖症で、腹がすくと集中力がなくなり何も手に付かなくなるらしい。
私と一緒ね。
粗食を忌み嫌い「肉食と牛乳をすすめ、食生活を改善して三代かかれば日本人の体型は世界水準に達する」という持論を持っていたらしい。
確かに今の子ども達って手足長いもんな~。

☆北原白秋
隣家の人妻と恋に落ち、その夫に姦通罪で訴えられて入獄、その女と結婚するも長くは続かず離婚。
元々はいいところのぼっちゃんなのだが、示談金を支払わなければならなかったため極貧の生活を強いられることに。
二番目の妻は晩年食魔と化し糞尿にまみれて瀕死。

☆石川啄木
小学生の頃啄木の人生の話を読んで「なんてひどい人なんだ」と幼心に思ったけれど、今回ますますその思いが深まった。
本当にこの人はなんて人なんだ(^_^;)
わがままちゃんにもほどがある!!
友人という友人に金を借り、それを返そうともせず吉原通い。
食うもの、飲むもの全て人におごらせる。
それも上等のものでなければ嫌。
それでもみんなに愛される啄木って、凄い。

☆谷崎潤一郎
女性にも料理にもめがなかったんだけど、特に女性の手と足がお好きだったそうです。
谷崎潤一郎にそんな事言われてもね・・・要するにでぶなエロジジィだったってことですかね。

☆萩原朔太郎
過保護な両親の元育った生活不能者。
洋食(当時からすると贅沢な食事ですね)が好きで、大酒のみ。
しつけが行き届いていないもんだから、大人になっても食事のマナーが身につかず新聞紙の上に座り、前掛けを掛けて食事をすることもあったとか。
sakちゃんの印象まるくずれなんですけど・・・。

☆菊池寛
おごり上手。
大食漢であったが、食べると吐くを繰り返した。
胃をすっきりさせるためで、その方が体にもいいという持論なのだが、いいわきゃないだろ。

☆岡本かの子
岡本太郎のお母さんですね。
文章の出だしからしで「岡本かの子は嫌われ者だった。」っていうのが凄いんだけど、
更に続く文章も凄い。
「かの子ほど同業者や仲間うちから嫌われた女性も珍しく、世間は、薄気味が悪い女占い師を見るような目でかの子を見ていた。ヘラで削り落としたくなるほどの白粉の厚化粧、脂肪でふくらんだブヨブヨの贅肉、首がないから蛙顔が身体にくいこんでおり、極東手品団女団長のようなギンギラの衣装をつけ、十本の指に八本の指輪をつける悪趣味はおぞましい異物として世間の目に映った。その容貌怪異にくわえて、性格の無知傲慢さからくる自己愛とわがままなふるまい、無反省ぶりが世の顰蹙を買ったのである。」
・・・、どんな女やねん・・・(^^;
でも、ブス専というのは必ずいるもので、旦那と子ども(太郎)と不倫相手の学生と暮らしていたこともあったんだから、励みになるというか、何というか・・・。

☆内田百閒
何不自由なく育ち、貧乏に憧れを持ち、借金をゲームに興じるかのように繰り返す。
缶詰好きのおせち嫌い。

☆芥川龍之介
「羊羹と書くと何だか羊羹に毛が生えている気がしてならぬ」と羊羹を嫌った。
龍之介も貧乏に憧れを持っていたフシがあるらしい。

☆江戸川乱歩
ほんのしばらくの間ではあるが、支那ソバ屋として屋台をひいていたこともあるらしい。
それなのに味音痴だと謙遜するあたりが乱歩の人の良さが出ているのではないでしょうか。

☆宮沢賢治
この本を読んで一番ショックを受けたのが宮沢賢治ですよ。
「雨ニモ負ケズ」なんていっときながら、たまに上京した時などはステーキなどを食す等贅沢ざんまいだったらしいじゃないですか!!
あ~、そりゃないですよ(T_T)
しかも妹と近親愛的関係で、それがもとで妹は死に追いやられたとか。
宮沢賢治自身もそんな事実はないと言っているし、宮沢賢治研究者達の間ではこの話はご法度なのだとか。
でも怪し~。

☆川端康成
幼少の頃に孤児となり親戚中をたらい回しにされた過去を持つ。
それゆえにか食が極端に細く、酒も飲まなかった。

☆梶井基次郎
肺結核で31歳で早世。
これでかっこよければ美人薄命となるわけなんだが、どうしようもなくゴリラ顔なんだなぁ。
病弱なくせに健啖家で酒癖が悪く、料理屋の盃洗で自分の男根を洗って見せたりしたことがあるそうですよ。
最悪ですね。
しかも無名時代に宇野千代さんに本気で惚れ込んでしまい猛烈なアタックをしていたらしいが、宇野千代さんには「私、面食いですから」と一蹴された。

☆小林秀雄
白洲正子が師と仰いだ人物なので、もちろん高級好き。
そんな秀雄だが西行の随筆に関していえば白洲正子に軍配があがるらしい。
秀雄の西行に関する随筆には誤りが多数目立つのだとか。
まっ、白州さんはただの金持ちではなく、真の金持ちですから、いくら師と仰ぐような人物であったとしても容易に追い越すことはできないということなのではないでしょうか。
☆山本周五郎
お上が嫌いで、園遊会には参加しない。文学賞と名がつくものはことごとく断った。
大手名門出版社よりも、名のない小出版社を選んだ。
規則正しい毎日を送り、起床は朝三時、就寝は夜八時と決め、仕事場では自炊独居の生活を送っていた。
それなのにアドルムというクスリの乗用者であった。

☆林芙美子
極貧時代の自伝的作品「放浪記」でデビュー、一気に売れっ子女流作家となるも外国かぶれで贅沢な生活、派手な風貌から同業者からは嫌われていたという。

☆堀辰雄
「風たちぬ」の作者です。
フランス的なものを好むのは、下町生まれで、よく父母が言い争いをしていた過去への復讐のようでもある。

☆坂口安吾
山本周五郎同様睡眠薬のアドルム常用者。
諸問題を抱え被害妄想になっていた安吾は、壇一雄宅でやっかいになっていた頃、カレーライスを100人前頼むという奇行に走る。
縁側にずらりと並ぶライスカレーを壇はただもくもくと食べ続けたという。
人ん家にお邪魔している身分でライスカレー100人前頼むのもどうかと思うけど、それを持ってくるほうもどうかと思う。

☆中原中也
酒癖が悪く同業者を見るや否や喧嘩をふっかけるが、何しろ腕っ節が弱く、いつも負けていた。
時には女にも手を上げたというから、なんかがっかり。

☆太宰治
生まれ故郷の津軽に反発しつつも執着していた。
都会的なものに憧れてはいたものの、料理は津軽料理を好んだ。
新し物好きで味の素を好んだ。
心中した富栄が前日に鰻の肝を大量購入していることから、死の前日にはそれを食したのではないかと考えられる。
しかし、明日には死ぬぞって人間が勢力つけなくてもネェ・・・。

☆壇一雄
いつか壇さんの料理本も読んでみたいと思うのだけど。
壇さんが料理に目覚めるのには実は幼い頃に母親が家出をしてしまい、下の兄弟達のために料理を作り始めると、性に合っていたのかはまってしまったという過去があった。

☆池波正太郎
池波正太郎とはちょっとした縁がある。
彼が愛したまつや、竹むら、松栄亭、神田万惣は以前私が勤めていた会社と目と鼻の先なのだ。
私はどこも一回ずつくらいしか行った事ないけど(>_<)
でも今でもあの辺りは秋葉原に行った時とかついつい足が向いちゃう。
だんだん昔の風情がなくなってきているのが寂しいけれど。

☆三島由紀夫
これを読むまで知らなかったんだけど、三島由紀夫って身長158センチなんだって。
なぁんか、ショック~。
多分ちいさいんだろうなぁ、とは思っていたけれど、思っていた以上に小さい・・・。
三島の母は料理上手だったんだけど、それがかえって三島を拒食症的な状態に陥らせ、「食とは卑しいもの」という考えを持ちつつも、最終的にはステーキなどせいのつくものを食べて身体作りに勤しんでいた。
海外に出かけたときなどは公園にうろついているような17歳前後の少年を、昼前からホテルの部屋に連れてきていたんだって。
大胆というか、羨ましいというか・・・(@_@;)
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by tabalog | 2006-05-24 17:33 |

白洲正子の生き方/馬場 啓一

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「白洲次郎の生き方」と同時購入しちゃったわけなんだけど、次郎さん同様こっちもやっぱり面白くない。
この馬場さんて人、ホントひどい。
詐欺師みたい。
よくもまぁこんな引用だらけの本を書いておいて作家といえますね(笑
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by tabalog | 2006-05-24 12:56 |

文人暴食/嵐山光三郎

家の近所の本屋さんで風呂で読む本を探していた時に、たまたま平積みになっていたので購入したんですけど、この本むちゃくちゃ面白いです。
食べるのが好きな人や、文豪ネタがお好きな方はたまらない内容だと思います。
37人の作家の食にまつわるエピソードがてんこ盛りです。

後で「文人悪食」という本の続編だということを知ったので、そっちも買って今読んでいるところです。

各人の感想をメモ程度に書き連ねてみようかと思います。

☆小泉八雲
もしかしたら有名な話かもしれないのですが(私は知らなかったんですけど)、若い頃綱引きのような格闘技競技の最中に綱が左目を直撃、失明してしまったんだそうです。
目が悪いせいか音に敏感だったそうな。
アレ、食べ物の話がないな(^_^;)

☆坪内逍遥
早稲田の文学科を創った人やね。
芸者の女と結婚し、子よりも嫁に贅沢をさせ、その嫁は逍遥には贅沢をさせ、書生にはしょうもないもんばっかり食わせとったらしいです。
って、そんな簡単に解釈していいのか、自分。
でもまぁ、だいたいそんな感じの人です。

☆二葉亭四迷
これも私は知らなかったんですけど、親父に小説なんぞ書くようなヤクザもんは「くたばってしめえ」と言われたところから、この筆名になったそうで・・・、ダジャレかっ!!
飼い犬を家族以上にかわいがったという、こっちもやっぱり変な人。
甘いものと煙草が好きで、それらを摂取できなくなると生きる気力をなくし、あっというまに衰弱し亡くなってしまったというのだから、人間なんにせよ生きがいを失うといけないのねん。

☆佐藤左千夫
「野菊の墓」の人やね。
牛乳搾取業を営みながら歌人としても活躍した人。
茶の湯にうるさいけど、作法は気にせずゴーイングマイウェイ。
いいな、こういう人。
牛乳屋の仕事は一日十八時間労働、体力をつけるためにご飯に牛乳をかけたものを、しかも何杯も食べたらしい。
ムベェ。

☆南方熊楠
とにかく何でも食べる人。
そして食べたものはいつでも吐けるという特技の持ち主。
菌類の研究で名を残すことが出来たのは、恐らくこのいつでも吐けるという特技の成せる業なんじゃないでしょうかネェ。
つまりは発見しては食し、毒気のあるものは吐く、と。
大学の頃にちょっと熊楠に興味があって書物を読もうとしたのですが、チンプンカンプンで断念したのを思い出しました(>_<)
いつでも吐けるからとにかく何でも食うんだけど、遂には男性までくっちゃったそうで・・・。
しかも、研究熱心なお方なので、そのようなことまで全て記述が残っているというのだから驚くよね。

☆斎藤緑雨
アノ樋口一葉に恋心を抱いていた人やね。
いっそくっついちゃえば良かったのにねぇ。なんて勝手なことも言ってみる。
まぁ、当の樋口一葉は師の半井桃水に夢中でしたからね。
そうそう、思い出したんだけど、樋口一葉は結局半井桃水への思いを遂げられず死んでしまって(自身の心の中では二人は相思相愛であると思い上がっていたらしいけど)、いわゆるヴァージンで死んだとも言われている。
でも、女好きの半井桃水のことだから、実は陰で二人はできていたんじゃないのかという詮索していた人もいたらしく、そのことについて桃水は「あんな顔色の悪い女、気持ち悪い」と一葉亡き後、発言していたらしいです。
ああ、なんてかわいそうな一葉、死んでまで振られた男にそんな事言われるなんて・・・。
だから、やっぱり緑雨とくっついちゃえば良かったのよ。

☆徳冨蘆花
自分の父親が亡くなった時に赤飯を炊いたという。
親の金で不自由なき暮らしをしておきながら、嫌なやつ。
かなりの美食家を豪語していて、実際幼少時には弁当がまずいと箱ごと川に捨てたという。
やっぱり嫌なヤツ。
芦の花が好きという事で筆名を蘆花に、そして芦花公園に住んでいたというから、またダジャレかよっ!!

☆国木田独歩
こちらもかなりの美食家。
死の淵にあっても水密桃2つも食べ、まだ飽き足らないのか、最期の言葉が「アイスクリームを食べたい」なのだから、いやはや恐れ入る。
でも「アイスクリームを食べたい」なんて言って死ぬなんて、ちょっと恥ずかしいよね。

☆幸徳秋水
荒畑寒村の内縁の妻をくっちゃった人。
大逆事件で誤認逮捕され、その後自身を罰するかのように死刑を受けた。
未成年禁酒法案を揶揄した「老人禁酒法案」という作品が取り上げられているのですが、これがなかなか面白いです。

☆田山花袋
自身と愛人との愛欲関係を暴露し小説を書くというスタイルの人。
愛人とは17年間も関係が続いたそうで・・・。
あわわ。
匂いフェチだったそうな。

☆高浜虚子
リンゴ大好きっ子。
子じゃないけど。
若い頃より胃弱で、なおかつ便秘症であった虚子は朝は牛乳、もしくは林檎汁がかかせない。
それを食さないとウンコが出ない。
旅に出たとき、林檎を荷物の中に入れるのを忘れて、二人の娘相手にパニクったという。
いい大人なのにね。

☆柳田国男
彼の書いたものには「美味い」とか「不味い」という味覚の表現はほとんどなく、あくまでも民俗学者としての目線でしか食事とは向かい合えなかったという。
ちょっと寂しいわね。
どんなに偉くなっても養子という負い目は拭いきれなかったご様子。
柳田さんが言ったこの言葉に涙が出るくらい凄い感銘を受けたので、ちょっと長いけど、自分のためにも書き記しておきたい。
「明治以降の日本の食物は、ほぼ三つの著しい傾向を示していることは争えない。
その一つは暖かいものの多くなったこと、二つには柔らかいものの好まるるようになったこと、その三にはすなわち何人も心付くように、概して食うものの甘くなって来たことである。
これに種目の増加を添えて、四つと言ってもよいのか知らぬが、こちらはむしろ結果であった。
人の好みがまず在来のものの外へ走って、それが新たなるいろいろの方法をよび込んだ。」
もちろん研究に裏打ちされた発言なんだけど、まるで予言者だよ、アンタ。

☆鈴木三重吉
童話・童謡雑誌「赤い鳥」の主宰者。
昼間は子ども達のためにメルヘンに没頭している人間が、夜になると一転、酒を飲んではからむ、暴れるのとんでもない野郎に大変身。
その酒癖の悪さは天下一品で、漱石の家を出入り禁止になってしまうくらい。
あー、やだやだ、どこかの誰かを見ているようね(もちろん自分)。
ちなみに彼の自宅は目白にあり、現在「千種画廊」となっている。
今度行ってみよっと。

☆尾崎放哉
東大卒のスーパーエリートちゃん。
なんだけど、勤めていた保険会社を酒が原因で失職。
以後寺男となるのだが、以前の贅沢三昧が恋しく、挙句の果てに多方面に金の工面をする始末。
お酒、気をつけましょう、本当に。

☆武者小路実篤
「仕事の依頼を断る手間を考えれば、書いたほうが早い」と書きに書き続け、なんと著作は700冊を超えるという。
武者小路が目指した「新しい村」が今のところの私の理想なんだけど、失敗したということはやっぱり難しいんでしょうなぁ。

☆若山牧水
酒と旅の歌人。
とにかく酒の歌が多い。
どの歌も酒好きにはたまらないけれど、身につまされる歌ばかり。
ひどいアル中で「10メートル近づいても腐ったゴミ箱のような強烈な匂いがして、口中はただれ、目は充血し、酒がきれると手がふるえた」んだってさ。
私の酔狂なんて、まだまだかわいいもんよ。

☆平塚らいてう
年下のヒモ的愛人を「つばめ」と呼ぶのは、彼女が起こした事件かららしいですよ。
つばめ、いいですねぇ。
普通の日本人だと、幼少時は質素な日本食、そのうちにこってりとした西洋料理を好むようになり、更に歳を重ねるにしたがってまた日本食に戻る、というパターンが多いんだけど、彼女の場合は真逆。
スーパー金持ちの家に育ち、血が滴るようなステーキやビスケットなどの食生活にまるでなじめず、大人になって自らで食が選べるようになると、玄米や野菜を一貫して食べ続け、最終的には長生きしてしまったというのだから恐れ入る。

☆折口信夫
とにかく料理が上手だったらしいです。
紹介されている食事日記を読むと、よくもまぁこんな時代にこれだけのものが食えたもんだと感心します。
しかし、コカイン吸引しすぎで嗅覚はバカだったらしいです。

☆荒畑寒村
入出獄を繰り返す中で書いた監獄料理の話が面白い。
すっごい不味そうなんだけど、描き方が絶妙でちょっと食べてみたいと思ってしまう。

☆里見弴
有島武郎の弟ですね。
志賀直哉に対しては同性愛的感情を抱いていたらしいです。
ドキドキですね。
食べ物随筆が多数紹介されているのですが、そのどれもが面白いです。
なんでもよく食べ、長生きもしたのですが、胡麻だけは嫌いだったそうです。

☆室生犀星
「ふるさとは遠きにありて思ふもの そして悲しくうたふもの」の人です。
紹介されている作家陣のなかで、一番悲惨な幼少時代を送ったといっても過言ではないです。
石川県、寒そうだなぁ。

☆久保田万太郎
晩年はすこぶる評判の悪かった方のようで、著者の嵐山さんも氏を拝見したことがあるそうなのですが、その姿はまるで暴力団組長か成金の金貸屋の風情であったと書いています。
食通で、大食いで、見栄っ張り。
しかし、お寿司が食べられなかった。
そうそうたる面子が揃った美食会で寿司がでた。
見栄っ張りで意地っ張りの万太郎は嫌いな寿司を口にする。
そして赤貝を喉につまらせ、そのまま帰らぬ人となってしまった。
解剖した医者は「吐き出せば助かったのに」と話す。
飲み込まなければかっこ悪いと思ったんでしょうね。
命がけではった見栄ですな。

☆宇野浩二
とにかく女好きで周囲の評判もめっぽう悪かった。
食道楽の父を反面教師として本人は食事嫌悪症で、酒も飲まず、ひたすら女遊びのみであったという。
しかし、そうはいっても、やはり人間は食わねば生きていけないわけで、そこら辺の葛藤の中で発狂し遂には薔薇を食べてしまったという伝説持ちでもある。

☆佐藤春夫
谷崎潤一郎の妻を奪った人やね。
まぁ、そういうと春夫は人でなしのように聞こえるけれど、潤一郎は妻の妹とできていたというから、どっちもどっちだ。
春夫の代表作に「田園の憂鬱」がある。
都会の生活に疲れ田舎に引っ越すが、次第に田舎生活も嫌になっちゃった、みたいなどうしようもない男の話。
また勝手な解釈しちゃった。
でも、だいたいそんな感じです。
門下生がたくさんいたらしいのだが、あんまり皆に好かれてはいなかった様子。
紀伊勝浦の実家をなかば追い出されるような形で出てきたのだが、生前の住居はその紀伊勝浦に移築されてしまったというのは嫌味というか、なんだかかわいそう。
という話は実は自分で調べた。
家の近くの図書館を探しつつ散歩していると「佐藤春夫旧住居跡」があったんで、近くに住んでいたんだなぁと気になって調べてみた次第なんです。
この人の最期の言葉もしょうもなくて、ラジオ番組の収録中に「私の幸福は」と発言してそのまま亡くなったんだって。
私の幸福は・・・なんだったんだろうね。

☆獅子双六
かなりの健啖家の食通で、あの北大路魯山人を「味がわからぬ輩」と言い放ち、またそれに見合うだけの食歴の持ち主であった。

☆金子光晴
「私はあなたのうんこになりました」の人。
先日の「名作平積み大作戦」でも紹介されていました。
番組の中で、若い女性だらけの喫茶店内で執筆活動をする金子の写真が紹介されていましたが、着流しを着た骸骨のようなよれよれジジィでした。
しかし、この写真がいい例でとにかく女好き。
エロに次ぐエロです。
養父の入院中に見舞いに来た従妹とやっちゃったり、はたまた養父の看護婦に手を出したりと好き放題です。
食い気よりも色気、ですかな。

☆宇野千代
宇野千代さんは、生前「きょうの料理」で拝見したことがあります。
やはり料理はお上手だったようです。
最初の夫との子を6人堕胎しているとは知りませんでした。
単なるかわいらしいばあさんだと思っていたけど、人間生きていれば色々あるもんなんですね。

☆横光利一
正直これといった話がないんですけど(^_^;)
徹底した菜食主義で、却って栄養失調だった。

☆吉田一穂
この人もこれといった話がないんですけど(^_^;)
大戦前後の作家なんですけど、「餓死線」というのを体験し一時は絶筆状態にあったらしいです。

☆壺井栄
そういえば何故だかわからないけれど今時にまた「二十四の瞳」が本屋さんで平積みになっているのを見かけました。
彼女といえば小豆島。
小豆島といえばオリーブというイメージが強いんだけど、彼女は島のソーメンが大好きだったそうで「盆になるとどの家でもソーメンを食べていて、島中がソーメンをすする音の大合唱になる」と言うことを書いているんだけど、それがなんとも美味そうで・・・。
今でもそうなのかなぁ?
ちょっと気になるところ。

☆稲垣足穂
また最強ヨッパの登場です。
そしてまた「私はまだまだ大丈夫だわ」と変な自信をつけてしまう。
この人は凄いよ。
酒をやめようと思って我慢するも、一旦そのたがが外れてしまうと下痢便を漏らしてしまうほど飲んで、最終的には悪寒と震えが止まらず危篤状態に陥るというんだから・・・本当に酒、気をつけましょう。

☆草野心平
草野心平は宮沢賢治の才能を見抜いて、世に紹介した人ということで有名なのではないでしょうか?
国立あたりで居酒屋経営をしながら執筆活動をしていた人。
でも喧嘩っ早くて嫌な客には容赦しない。
かっこいいですなぁ。
ちなみに壇一雄と仲が良く、彼から貰った犬にもダンと名づけたらしいです。

☆平林たい子
彼女は男の力を借りて上へのし上がろうとした典型的パターンな感じがする。
当時流行のアナーキストの連中に近づいては同棲、離別を繰り返すというのは、ある意味女として正直というか、なんというか・・・。

☆武田泰淳
喫茶店ではたらく房子という女性が気になる武田は彼女を食事に誘う。
房子は「食べることが大好きで、おいしいものを食べるのが一番好き」と楽しそうに食べる。
その量は半端ではなくて、アイスクリームを食べた後渦巻きパンを買い、とんかつ屋でとんかつとさっき買った渦巻きパンをつまみに日本酒を飲み、その後またアイスキャンディを買い食いするという有様。
この女性こそ後の武田百合子なのだった。
泰淳も彼女につられて食べることに愉しみを覚えていったようなのだから、女子の皆さんはダイエットなんぞ気にせず、何でも美味そうに食べることを薦めるね。
どんな出会いが待ってるやも知れぬぞよ。

☆向田邦子
向田さんはお店も開いていたくらいだし、彼女が書いたドラマには必ず家族の食卓というのが出てくるから、食べ物の話には事欠かない。
彼女いわく「金を払って、おもてで食べるのがカレーライス。自分の家で食べるのがライスカレー」だそうですよ。
沖縄にはあんまり「亭主関白」のような「お父さんが一番偉い」みたいな考え方がないのね。
どっちかっていうとお母さんが働いて、お父さんは涼しい木陰かなんかで酒飲んで寝てるっていうのが本来の沖縄の姿だと思う。
でも、向田さんのドラマに出てくる父親像というのは常に威張っている感じがして、若い頃は全然理解できなかったのよ。
今はどっちにしろ男性は女性の器量の良さに支えられているだけなのよねっていうことが何となく理解できる。
体たらくなオヤジを支えるのも、厳格なオヤジを支えるのも全て女性の懐にかかっているのよね。
また最近やっとそういう女性にも共感が持てるようになってきました。
掌で転がし続けますよ、フフフ。

☆寺山修司
私が持っている寺山修司のイメージは「スーパースペシャルマザコン」これに尽きる。
勝手なこと言ってスミマセン(>_<)
でも、男はみんなマザコンとはいえ、この人ほど屈折したマザコンはいないと思う。
自分のことを話すときに作り話をしてしまうのも、芸術的活動においても、全て母への愛憎が根底にあるような気がしてならないのよね。
母親も母親で寺山を溺愛しているんだけどね。

結局長くなっちゃったけどこんな具合。

牛鍋屋がよく出てくる。
牛鍋とはなんぞや?
牛丼やすき焼きとは違うのか?
気になる。

家の近くが結構出てくるので、暇なうちに史跡めぐりでもしてみたい。

それと上野精養軒がよく出てきて「文豪も通ったことだし、こりゃあ一回行ってみるべきか?」なんて思っていたけれど、最後のほうで嵐山光三郎自身が「現在の上野精養軒は単なる洋食屋になりかわってしまった。店員のサービスも行き届いていない。彼らはどれだけ凄い人たちが通った店にはたらいているということすら知らないのだろう」というような事を書いていて、行くのやめました。
要するに当時洋食を食わせてくれるお店は限られていたっていうだけで、今は多種多様なお店があるものね。

そんなわけで、おしマイケル。
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by tabalog | 2006-03-16 14:06 |

妹たちへ―夢をかなえるために、今できること

途中他の本に浮気をしまくったので数ヶ月経ってやっと完読しました。

日経WOMANで連載している、各界で活躍している女性達に自らの20代、30代を振り返ってもらい、後輩の女性達に思いを伝えるというエッセイをまとめたものです。

27人の諸先輩方の話が掲載されています。

自分が一番気に入ったのは阿川佐和子さんと、安藤優子さんと、細川佳代子さんと、山下久美子さんと、渡辺えり子さんかな。

阿川さんの話の中で、安野光雅さんに「出ッ腹の十得」を教えてもらったというエピソードがあります。
要するに、困ったことを悲観せず、それを楽しいことと考えるという思考の転換ですね。
さしずめ、今の私は「プー太郎の十得」を探しているところ。
しょっちゅう「寂しい」だの「ヒマ~」だの言ってますが、一応これでも愉しんでいるつもり。

安藤さんは、これを読んで完全に安藤さんを見る目が変わりました。
彼女のイメージはテレビで見るとおりのガッチガチのキャリアウーマンだと思っていたのですが、そもそも最初はホテルマンになりたかった、という意外性に驚いた。
サービス業志向だったらしいです。
あと、拒食症になりかけた話。
彼女の話を読んで、どんなに凹んでも「食うてるうちは生きたい証拠じゃ」と開き直れるようになった。
そして、糠漬けをペットのようにかわいがっている話。
安藤さんが糠漬けをしているというのは、前に新聞でも読んだことがあって、その時は「またまたぁ、上昇志向の強そうな女が、家庭的な一面を見せようと思って無理してからに~」なんて思ったんだけど、どうやらマジで糠漬けを愛しているらしい。
自分も漬けたくなったんだけど、糠漬けがそもそもそんなに好きじゃないんだよなぁ・・・。
話それるけど湯島の「シンスケ」の自家製べったら漬けはマジで美味い。
あんな美味いべったらは食べたことがない。
それにぬる燗なんて、酒飲みには最高なんである。

細川佳代子さんは細川護煕元首相の奥さんですね。
元首相との出会いから結婚までの話が面白い。
でも、もしかしたらこの馴れ初めは有名なのかも。
大学の時に一度プロポーズを受けたんだけど断り、それから数年後ローマの日本大使館前で偶然彼を見かけ、彼の滞在先を調べ、匿名で電話して再開するといういきさつ。
ちなみに細川元首相は一昨日のNHKの番組で白洲正子さんについて語っていまして、これまた私にとってはたまらないコラボでした。
この番組のテキスト、絶対買う。

山下久美子さんは単なるミーハー心。
赤裸々に語っております。
あの方との離婚も、出産の事も。

渡辺えり子さんは、テレビで見ると「ふくよかで楽しそうなおばさん」くらいなイメージしかなかったんだけど、実は裏で大変な努力と苦労をしてきたという事。
忙しくて一日一回しかトイレに行けず、ついに膀胱炎から腎盂炎を患ってしまう。
それでも若い頃は夢を食べていれば生きていけると言い、自身が道を切り開いてきたという自負がありつつも、今の時代はきっと子育ても、仕事も両立できるわよとエールを送る。

色々反省することしきりです(^_^;)
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by tabalog | 2006-03-02 12:05 |

茨木のり子さん死去

Excite エキサイト : 社会ニュース <訃報>茨木のり子さん79歳=詩人
正直もうお亡くなりになられていたのかと思いました。
すみません・・。
我が家には「おんなのことば」という詩集があります。
勇気付けられる、力強い詩です。

心よりご冥福をお祈りいたします・・・。

関連記事:自分の感受性くらい
↑今から約2年前の記事です。
何気に長い間ブログやってたのね(^_^;)
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by tabalog | 2006-02-21 18:43 |

吾輩ハ作者デアル/原田宗典

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全然面白くない(>_<)
色んなところで書いた文章の寄せ集めみたいなんだけど、まるでまとまりがない。
てんでバラバラ。
誰かの本のあとがきを載せたようなものまであるんだけど。
こんなの「作品」として売っていいのかな?
これをお金出して買うくらいなら、他のブログとか読んでいるほうが余程面白いですってば。
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by tabalog | 2006-02-16 18:23 |

「ビミョーな未来」をどう生きるか

a0004725_1704950.jpg

藤原さんの詳しいプロフィールなどはよのかなネットをご覧ください。

そうだ。
藤原さんといえば、ライブドア・ショックの際にリクルート事件の渦中の人物として(本当はちょっと違うんだけど)コメントしていたので、どっかで見た方もいるのではないのでしょうか?

「今の時代は正解がない。ライブドアの事件と、リクルート事件では幾分か毛色が違うが、これからの日本を国民みんなで考えるいいきっかけになるのではないか?」

概ねそんな感じのコメントでしたが、この本の内容はその「正解探し」の延長のようなものです。

実際の授業のように時間割で本が構成されていて、学生でもわかりやすく書いています。
勿論大人にも読んでほしいし、またこの本の内容が理解できる頭の柔らかい人がこれからの社会では必要なのではないかと思います。

あれ?
いつもより文体堅いね。
まぁ、いいか。

かつての「成長社会」を経て、現在は「成熟社会」にあるとし、以前のような価値観ではいけないと提唱し、具体的な対策を述べています。

1.挨拶ができる
2.約束を守る
3.古いものを大事に使う
4.人の話が聴ける
5.筋を通す
6.先を読んで行動する
7.他人の身になって考える
8.気持ちや考えを表現できる
9.潔さがある
10.感謝と畏れの感覚がある

一見簡単なようでいて、簡単でないんだな、コレが。

それと、本の中でバランス感覚の話が出てきますが、確かにバランス感覚の悪い人って多い。
特に、私のいた会社はいわゆる「オタク」が多くて、話す内容は偏り、人の話を聴く能力に欠け、会話ができない人がけっこういたので、痛感する。

と、ここまで書きつつも、人間なんて矛盾してナンボ、完璧な人間なんてつまんないよね、なんて思ってもみたりする・・・。
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by tabalog | 2006-02-07 17:28 |

似てる有名人はガチャピンです


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