カテゴリ:本( 55 )

うずまき猫のみつけかた/村上春樹

久々に春樹本を読んでみました。
これはエッセイですね。
春樹さんがアメリカに住んでいたときに書いた本。
いつもの安西水丸さんとのコンビに加えて、春樹さんの嫁さんが撮った写真も掲載されております。
この写真がなかなかいい味出してて良いです。
猫写真満載なんで、読んでいる途中で「萌え~」状態となってしまいます。

村上春樹は実は小説そのものはそんなに好きではないのですが、エッセイは大好きです。
読んでて一番ホッとするというか、一番自分の中になじんでくるというか。

「小確幸」という言葉がよく出てきます。
これって普通に使われている言葉なんですかね?
小さいけれど、自分的に幸せな事なんですって。
そういうのって生活の中で大切ですよね。

小確幸を大事にする春樹さんて、やっぱ好きだなぁ・・・。
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by tabalog | 2005-09-12 12:50 |

アマゾン・ドット・コムの光と影 /横田 増生

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この本は日経アソシエ(だっけか?)という雑誌の書評を見て買いました。
結構分厚くて、内容と比べると少々値段がお高い本ですが、凄く読み応えがあってあっという間に読んでしまいました。

内容はというと、まぁ、タイトルのまんまなのですが(^_^;)、著者がアマゾンの流通センターで半年間アルバイトとして働いた経験を元に書いたルポです。
私自身はアマゾンはまるで利用した事がないのですが、どうやら凄く便利なようですね。
しかし、この本を読むとその便利さが安い賃金で働く労働者達に起因する事がよくわかります。

日本全体が徐々に裕福層と年収300万円にも満たない貧困(とまでは言わないけれども)層に分かれていっているのが如実に感じられて正直しんどい、読んでいるとまるでそのセンターの単純労働者気分で、非常に鬱気分です。

まるで悪の巣窟のように語られている流通センター、どういう感じなのかというと、時給900円で一分に一冊配送するための本をピッキングするというノルマが課せられており、尚且つアルバイトの動きというのは始終監視カメラで見張られているというもの。
完全なる階級があって、その階級の頂点に立つのがアマゾンの社員、その次が日通の社員、その次がアルバイトで、それは決して覆される事はなく、そのせいもあってか皆一様にモチベーションは低く、本への愛情もなければ、仕事への愛情もない。

この本を読んで驚いたのが40代男性のフリーターがいること、しかも多い事。
例えば、この本に出てくる島崎さん(仮名)の場合、交通費節約のため(交通費は出ないそうです)流通センターまで自宅から徒歩で片道30分かけて通勤、食事はというと朝食は食パン2枚、昼はその食パンの残りとカップ麺とコーヒー、夕食は野菜炒めと焼酎、一食100円以上は絶対に出せないギリギリな生活。
なんとも切ないじゃないですか。
しかも、やりがいのない仕事とあっちゃあねぇ・・・。
地位や名誉なんてモノは別段大事とは思わないけれども、やはり人間て自分の事を誰かに認めてもらうとか、プライドとか大事だと思うんですよね、特に歳を重ねると。
それがないっていうのはやはりかなり辛いと思う。

自分を安売りしてはいけない。
自分を諦めてはいけない。

つくづくそう思いました。
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by tabalog | 2005-09-08 12:53 |

インターネット的/糸井重里

久しぶりにいつものtaba-logに戻りましょう。

この本を読むきっかけは大した理由はなくて、引越し前に部屋がごちゃごちゃしていた時に、とりあえず本を探していて、読まなくてもまぁいいっちゃいいんだけど、何しろ通勤時間が長くて手持ち無沙汰なんで、しょうがなく読んでみただけなんです。
前にも読もうと思ったんだけど、断念してしまったんで(^_^;)
断念した理由は、な~んか今時これくらいの事誰でも知ってるよな~、と思ってしまって、読み進まなくなっちゃったのよね。
でも、それはこの本が結構前に出版された本だから仕方がないのよね。
出版当時から比べると、インターネットに関する情報量も、テクノロジーも全然違うと思うし。

って、ここまで書いておいてなんなんだけど、この本が本当に意味するところってそういう事じゃないのよね。
今回ちゃんと読み進めていってはじめてわかった。
「インターネット」の事を語っているんじゃなくて、あくまで糸井さんが考える「インターネット『的』」な事を語っているのよね。
っていうと、じゃあ、その違いはどこにあるんだ?って話なんですけど、この本の中ではクリエイティビティという事に尽きるんじゃないんですかね。
パソコン云々の技術面だけではなくて、創造する事が大事なんだと。
そして、創造したものを吐き出す、それがインターネットによって、より迅速に、より多くの人に届けられるんだと、そういう事みたいです。

本の中で糸井さんが使う「吐き出す」という言葉にね、なんか、感銘を受けたな。
ブログをやってんのはいいんだけどね、元より面倒くさがり屋なせいか、思った事の殆どを書けないままなんだよね。
ネタが尽きた時に書こう、とか姑息な事思ったりなんかしてさ、結局書かないまんまなの。
それって人間関係でも同じような事があるよね?
自分の考えや思った事を上手く伝えられずに悶々としていたりとか、後になって沸沸と怒りが湧き上がってきたりだとか。
そういうのって呼吸と同じでさ、吐き出さないとうまいこと吸収できないんだよね。
この本を読んでそれを如実に感じました。

が、このブログの更新は相変わらずゆっくりでいくと思いますよ。
なぜなら家でまだネットができないからね~(-_-メ)

でも、私が思った事をなんでもかんでもココに書いちゃうと死人が出そう。
本当の私は相当の毒舌です。
ネットの世界ではネコかぶってます(>_<)
普通逆だろってかんじなんだけど。
一緒にお酒を飲んだ事ある人はだいたい知っていると思うけど、酒が入ると口が悪くて、自分でも「言葉で人が殺せるかも」と思ってしまう。
なので、思いを吐き出すのもほどほどに、だな。
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by tabalog | 2005-08-26 14:10 |

寄り道して考える/養老 孟司 森 毅

お二人の対談というか、エッセイ交換みたいな感じの本です。
って、なんじゃそりゃ?って自分でも思っちゃったんですけど、割と軽く読めるのでオススメです。
森さんのパーソナリティーは立花隆の東大ゼミの本でだいたいわかるし、養老さんは露出が高いので二人とも馴染み深いです。
それもあってどんどん読み進めていっちゃうのかも。

読んでどうしても書いておきたかった事が2つあったので、とりあえず。

一つ目は教科書問題。

お二人と私はまったくの同意見だったんで、「よくぞ言ってくれた」って感じだったんですけど、そもそも教科書の内容が全て正しいと思うことのほうが私は怖いことだなって思うんですよ。
教科書という本もありつつ、それを足がかりにして更に見聞を深めるために、他の本も読んでみよう、とか、ネットで調べてみよう、とか、与えられた1つだけの事実だけを真実だとして受け止める教育こそがそもそも間違っているのではないかと思う。
でも、子どもたちにはそこまでの手段は持っていないだって?
それは子どもを馬鹿にしすぎだよ。
有名な家永裁判も元々は教科書の内容云々よりも、教科書を審査しようという事のようですし、最近駅前でチラシ配りに必死な教科書関連の皆さん、他にやることあるでしょうよ。

そして、もう一つは難しい事ではないんだけど、養老さんが見たこともないカミキリムシでも、一目でカミキリムシだとわかるし、種目などもわかっちゃう。
それは論理的な事ではなくて、一種の感なんだけど、それを理屈で語ることもないんじゃないかという話。
それを読んで思い出したのが、音楽の中でも特にロックが好きな人にはわかると思うんだけど、知らないバンドでも写真を見て、「こいつがボーカルで、コイツがギターで・・・」なんてだいたいわかるよね?
でも、それって理屈じゃないよね。
まっ、そんなしょうもないことを思い出してしまったわけです。
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by tabalog | 2005-07-22 12:58 |

「NANA」という漫画を読んでみたよ。

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今若い女の子たちの間で流行っているらしいじゃない?
別に流行りに乗っかる気はさらさらないのだが、何故流行るのかがちょっと気になったんで会社のコから借りて、今のところ出版されている12巻まで読んでみました。

もともと漫画は嫌いじゃないんだけど、自分ではまず買わない。
昔は漫画家にあこがれてたけど、でも、漫画に夢中になる大人はどうかと思う。
理解できないし、理解しようとも思わないし、更に言うと、正直おかしいんじゃないかとまで思う。
絵空事に時間と金をかけるその屈強なまでの執着心、気味が悪い。
アニメや漫画に対する私のスタンスはそんな感じ。

そんなわけで「NANA」はどうだったのかというと、まぁまぁ面白かった。
自分で買って読みたいとは思わないけれど、続きは気になるといった程度。
どっちかっていうと小説っぽいかなっていう気がした。
文章が結構多いし。
過去を振り返るような形で物語が進行していっているので、特にそう思えるのかも。
そういう漫画ってあんまりないよね。
それと、最近の漫画は絵が綺麗だねー。
これが一番感心した。
ストーリーが音楽ベースなんで小さい頃からあまり少女漫画を読み慣れない私でもすんなり入っていけました。

でも、ナナさんはシド・ビシャスが好きなのに何故ヴォーカリストなのだろー?
そもそもパンキッシュな女性ヴォーカルで上手いも下手もあんまり関係ないような・・・?
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by tabalog | 2005-07-19 12:59 |

こころ/夏目漱石

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こういう本って普通学生時分に読むもんなんでしょうね。
不真面目な学生生活を送っていたせいか読んだことがないので、今更かも知れませんが読んでみました。

なんで突然「こころ」を読んでみたくなったのかというと、白洲正子さんの「おとこ友達との会話」という本の中で、「西洋人は夏目漱石の”こころ”はホモセクシャルの話だという感想を述べる」というくだりがあったから。
太宰治の「走れメロス」なども同様なのだそうですが、宗教的な観点から同性の友情が信じられないらしいです。
勿論人それぞれとは思いますが。

そこへきて更に、とはいってもちょっと古い話なのですが、マイケル・ジャクソンの少年に対する性的虐待疑惑。
「とりあえず」無罪という形で裁判は終わってしまったけれども、どこか府に落ちない結果だと受け取る方も多いはず。
じゃあ、「こころ」を読んでみれば西洋人のホモセクシャルの境界線が見えてくるのではないかという考えから読み始めてみたわけなのですが・・・

やはり、私は日本人ですね(あっ、いえ本当はウチナーンチュなんですけど)、どうしてこれをホモセクシャルな内容だと捉えてしまうのかが全く理解できなかったです。
確かに、恋愛とも友情ともとれない情念の深さは感じますけれども、そんな竹をスパっと割ったように「こっからはヘテロで、こっからはホモだ」なんていうのは正直歪んでいると思います。

夏目漱石が精神を患っていたのは知れた話ですが、まるで自伝のようですよね。
でも、物凄く悲壮感漂っているわけではなくて、己の罪を自殺する事で相殺するのが、さも当り前かのように坦々と話が進んでいく。

人って罪を重ねながら生きているのよね。
最近はその罪深さを肯定する話が好きだったりする。
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by tabalog | 2005-07-13 13:31 |

かもめのジョナサン/リチャード・バック著・五木寛之翻訳

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今朝の通勤電車で読み終わりました。
絵本みたいな本ですからねー、あっという間です。

期待していたほど面白くなかったです。
どっちかっていうと啓蒙本ですよね?
それを更に宗教的にした感じというか。
ちょっとニガテかなぁ。

正しいも、正しくないも含めて人間じゃん?
って、かもめだけど。
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by tabalog | 2005-06-27 12:49 |

心が雨漏りする日には/中島らも

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本を読むスピードが遅い私でも、あっという間に読み終わってしまいました。

この本はらもさんの「うつ病」について書かれた本です。
幼い頃の記憶から父がうつ病であったという事、そしてらもさん自身がうつ病にか
かった経緯などがとても詳しく書かれています。

なかでもビックリしたのが、サラリーマン時代の話でやる気はあるのですが会社がヒマ
で遂にうつ病になってしまった、という話です。
なぜビックリかって?
今の私と同じだからです。
読んでてちょっと錯乱状態になってしまったくらい、あまりにも自分と状況が似てい
る。
このままではいけないのかな?と本気で思ってしまった。

気持ちがあまりにもわかりすぎる。
私もタイムカードに縛られた生活をしていないと、私も連続飲酒に陥りそうな気がする。

だけど、この本のおかげで、薬を飲めばとりあえずは良くなるという事がわかったので多少は安心したかな?

それと、「うつ状態」と「うつ病」は違うらしいので、とすると、私はどちらかといえば「うつ状態」なのかも知れないです。
女性は自分のことをすぐ「うつ病だ」と思い込んでしまい、周りの人にその事を誇らしげに語る人が多いそうです。
うむ、それもわかるような気がする。

最後に本上まなみさんのお話が載っています。
なかなか人に安らぎを与えてくれるような文章です。
彼女の事はCMや「トップランナー」くらいしか知らないんですけど、ちょっと興味が湧きました。
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by tabalog | 2005-06-24 11:11 |

青年社長/高杉 良

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ワタミの社長、渡邉美樹さんのサクセスストーリーを描く企業小説です。

だいたいのあらすじを書いておくと・・・。
幼少の頃に母の死と、父の会社の倒産を経験し、それをバネに渡邉美樹さんは社長になろうと決心します。
明治大学卒業後、ミロク経理に入社、将来を嘱望されつつも人生のできるだけ早い段階で社長になりたいと願う美樹さんはミロク経理を半年で退社し、会社設立の資金調達の為、佐川急便のセールスドライバーに転身します。
過酷なセールスドライバーののち、つぼ八のフランチャイジーとなり、そのあともさまざまな業態を展開、そして「和民」ができたわけです。

思うところは色々あるわけなのですが、とにかくセールスドライバーの話が凄かった。
今も佐川ってこんな感じなんでしょうか?
個人的には狭川急便て使った事ないんですけど、絶対使うまい!!と心に決めてしまいました。

美樹さんは以前テレビでも拝見した事があるのですが、確かに人々をひきつける魅力がありますよね。
それが随所に現れているのがこの本の長所かもしれないです。
美樹さん自身も著書がありますが、こちらは高杉良さんの客観的視点も含まれているので、美樹さん自身の魅力や、美樹さんに牽引されていく会社関係の話がわかりやすく描かれていると思います。

最近若貴兄弟が話題ですが、貴が美樹さんに似て蝶だと思うのは私だけでしょうか?
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by tabalog | 2005-06-20 13:02 |

壁/安部 公房

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砂の女」以来、すっかり安部公房づいております。

あっ、そうだっ!!「水中都市・デンドリカカリヤ」も読んだんだ!!
すっかり書くのを忘れておりました(^_^;)

で、今回の「壁」なんですが、難解でした。
もう、難解も難解、チョ~難解。
南海キャンディーズっていうくらい、難解。
って、文字で見ると「難解」と「南海」が掛かっている事がよくわからないやないけー!!

あまりにもよくわからなかったんで、もう一度読み返してみたいんだけど、今は読書的体力がまだ足りないのねん(T_T)
しかし、この人はどうしてこうもキチガイのような世界を理路整然とした言葉で綴る事ができるんだろう?
まったく頭が下がります。

これから色々読んでいきたいんだけど、安部公房ばかりを読んでいるわけにもいかず、他にも読みたい本はいっぱいあるわけで・・・。
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by tabalog | 2005-05-25 15:29 |


似てる有名人はガチャピンです


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