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寄り道して考える/養老 孟司 森 毅

お二人の対談というか、エッセイ交換みたいな感じの本です。
って、なんじゃそりゃ?って自分でも思っちゃったんですけど、割と軽く読めるのでオススメです。
森さんのパーソナリティーは立花隆の東大ゼミの本でだいたいわかるし、養老さんは露出が高いので二人とも馴染み深いです。
それもあってどんどん読み進めていっちゃうのかも。

読んでどうしても書いておきたかった事が2つあったので、とりあえず。

一つ目は教科書問題。

お二人と私はまったくの同意見だったんで、「よくぞ言ってくれた」って感じだったんですけど、そもそも教科書の内容が全て正しいと思うことのほうが私は怖いことだなって思うんですよ。
教科書という本もありつつ、それを足がかりにして更に見聞を深めるために、他の本も読んでみよう、とか、ネットで調べてみよう、とか、与えられた1つだけの事実だけを真実だとして受け止める教育こそがそもそも間違っているのではないかと思う。
でも、子どもたちにはそこまでの手段は持っていないだって?
それは子どもを馬鹿にしすぎだよ。
有名な家永裁判も元々は教科書の内容云々よりも、教科書を審査しようという事のようですし、最近駅前でチラシ配りに必死な教科書関連の皆さん、他にやることあるでしょうよ。

そして、もう一つは難しい事ではないんだけど、養老さんが見たこともないカミキリムシでも、一目でカミキリムシだとわかるし、種目などもわかっちゃう。
それは論理的な事ではなくて、一種の感なんだけど、それを理屈で語ることもないんじゃないかという話。
それを読んで思い出したのが、音楽の中でも特にロックが好きな人にはわかると思うんだけど、知らないバンドでも写真を見て、「こいつがボーカルで、コイツがギターで・・・」なんてだいたいわかるよね?
でも、それって理屈じゃないよね。
まっ、そんなしょうもないことを思い出してしまったわけです。
by tabalog | 2005-07-22 12:58 |

似てる有名人はガチャピンです


by tabalog

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